halukaブログ

やっぱり海が好き!

自分流「旅のスタイル探し」。「自然が刻む営みのなかに自分の時間を探して見つけて、気持ちを静めることが出来たなら、その時間には幸せを感じていてもいいのかな」という思い。

こんにちは、halukaです。

 

海辺に夕闇が迫る頃、

風はやんで、

雲は浅く、遠く、天空にちぎれて飛んで、

西に傾く太陽は、

大気を淡いオレンジ色に染めてみせながら、

頬を包む空気が、

ひややかに首元から背筋までをなぞります。

 

4月の初め、

夕方の凪の頃は、

海辺に居れば、きっとそんな営みの時間です。 

 

一日の終わりとは、そういうものなのでしょう。

どこから手を着けようかと迷っていた一日が、

まるで、何事もなかったかのように気配を消し、

時は静かに夕闇の頃を迎えます。

 

独り、海辺にたたずんでいれば、

耳に届く音は、きっと潮騒だけ。

 

自分は、ぴくりとも動かずにいるのに、

時刻は、冷静に、文字通り、時を刻んでいきます。

 

アナログの腕時計の秒針が刻む “秒” は、

意識をすれば、“1秒” 、“2秒” と、

頭の中でカウントすることも出来ますが、

意識を消せば、

その速さにわずらわしさを感じることはなく、

ほっこりと、

優しい、

幸せな時を感じることが出来るのかもしれません。

 

何時からが朝焼けで、

何時からが夕焼けなのか、

その辺りのこまかな事は、

自然が刻む営みに任せてしまおうとは思いますが、

夕闇にあっても、せめて、

気持ちは、明るく持ちたいと、そう思います。

 

先日、知ったばかりなのですが、

4月を言い表す俳句の季語に

「春燈(しゅんとう)」という、

言葉があります。

「暖かい春の灯」が、それです。

 

まぶしさはなくとも、

ほのかな暖かさを運ぶ、春の灯。

 

f:id:halukablue:20200409162334j:plain

 

新型コロナウイルスの感染の拡大阻止の観点から、

列島の都市圏を中心に、

幾つかの街で、外出自粛などの要請が出ています。

 

そのためでしょうか。

時間を長くも感じ、短くも感じ、

じれったくも感じ、慌ただしくも感じます。

 

新型コロナウイルス感染拡大のニュースが続く、

世界の世情、

今すぐには治まらないにしましても、

きっと、どこかで出口が見えるはずです。

 

医療、福祉、その他のあらゆる関係分野で、

新型コロナウイルスの感染防止、治療にご尽力なさっている方々、

あるいは、

その最中にあってさまざまな職責を担っておいでの方々、

どうぞ、ご自愛ください。

また、

病床にあって、ご快復を心待ちになさっている方、

そのご家族へ、

心底よりお見舞いを申し上げます。

 

感染防止のため、

「密閉」「密集」「密接」は避けましょう、

「人混み」は避けましょうと、

専門家の方からのご指摘が聞こえています。

 

学校の休校、病院などでのお見舞いの制限、

公共施設や娯楽施設の一時休業、

イベントの延期や中止など、

多くの皆さまが、さまざまな事情で、

たくさんの事を辛抱なさっている時節だと思います。

 

手洗いやうがい、咳エチケットなど、

個人で出来る事には限りがあるかもしれません。

日常の生活のなかで出来るのは、小さな事かもしれません。

けれど、

少しずつでも気持ちを分かち合いながら、

このコロナウイルス禍の一日でも早い終息を

心から願っています。