スワンナプーム空港で、タイ航空の国内線へと乗り継ぎ、
ほどなく到着したのは、プーケット国際空港。
さあ、プーケット上陸。
もわ、もわっとした空気感が生々しくて、いい。
南国、まさしく南の島。
空港から市街地までは、車で1時間ほどかかる。
手配をお願いしておいたタクシーはすぐに見つかった。
ドライバーは、Mr.moon。
そこまではよかったのだけれど、
プーケット国際空港の駐車場を出て5分も走らないうちに、
「荷物を持って、車を乗り換えてくれないか」と、
笑顔でハンドルを握るMr.moon。
「こんな場所で捨てられてもかなわないなあ」と思いながらうなずくと、
実は、自分の車では、空港の駐車場に入庫するライセンスがなく、
とりあえず、客を迎えるために、空港敷地内では、
友人の車を拝借していたらしい。
まあ、まあ、まあ。
マイペンライ・クラップ!(^^)
(捨てられなくてよかった)。
予約した宿まで、タクシーの後部座席で何もすることがないので、
かたことでMr.moonに話し掛けようとすると、
なんのことはない、英語をこなす。
そういえば、バンコクでも、
タクシードライバーは英語をこなすし、
なかには、日本語を使うドライバーさえいる。
わが国、日本は大丈夫なのかと、いらない心配が頭を少しよぎる。
そうこうしながら、カタビーチに近い宿に着き、
チェックイン。
なんとWi-Fi(ワイファイ) が使えるという。
それを「便利だ」と即断できない自分がいまいましい。
せっかく離れつつあった日常が、身近に迫ってくる気がする。
まあ、深く考えても仕方がない。
この地だって、どんどん先進化しているのだ。
小さな部屋にバッグを下ろして、パスポートを預け、
表通りのにぎわいに紛れ込む。
雨季だけれど、せっかくの好天。
冷房ではなくて、緩い風が吹く屋外の席を求めて、
お手頃なレストランに当たりをつける。
何時間ぶりのビールになるかな?
タイと日本の時差は、おおよそ2時間。
なんだか、2時間余計に夜更かししてもいいような気がしてくる。
食事を済ませ、愛想のいいウエイトレスさんに、
1杯80バーツのウイスキーの水割りを頼みながら、
吉田拓郎の名曲「アジアの片隅で」が、よぎる夜。
ミネラルウオーターと氷、「サンソン」ウイスキーを、
忘れずに宿まで買って帰らなきゃ。
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