こんにちは、halukaです。
夢、想う梅雨の雨。
天気予報によりますと、きょうは、
全国の広い地域で「梅雨らしい雨」の空模様。
濡れた空が広がって、
あちらこちらに雨粒を落としているようでした。
夏の時季まであと少しの肌寒さが漂う一日。
夏の時季を呼び込みそうな微かな風の一日。
梅雨の時季の名残りでしょうか。
週間の天気予報を覗いてみると、
週末は雨模様のようです。
週の明け頃になって、ようやく、
晴れのマークが見えていました。
街路を歩いていましたら、
ぱらぱらと落ちてはやむ、気まぐれな雨に降られて、
上着にからんだ雨粒をハンカチで振り払う日々。
そんな梅雨も、もう少しのしんぼうでしょうか。
雨は、もう十分に木々を濡らしたようです。
初夏の頃、水田に植え込まれた早苗は穀雨に恵まれ、
今頃きっと、青々とした背を伸ばしていることでしょう。
咲き誇ったアジサイも、そろそろ花の盛りを過ぎる頃。
とって代わる花々は、
ヒマワリだったり、アサガオだったり。
咲く花々が移ろうから季節が移ろうのではなく、
季節が移ろうから咲く花々も移ろうのでしょう。
【写真AC】
日暮れ時、雨粒を受け止めたビニールの傘越しに、
行き交う車のヘッドライトが交錯して、
まぶしかったり、うつろだったり。
うつろなのは、
この頃にずっと続いた雨粒が描くぼかし絵でしょうか。
輪郭をはっきり描いてみせないのは、雨粒の得意技。
ぼんやりとした絵柄の向こうに、
くっきりとした夏模様が映っているのは確かなところ。
そうなるまでは、今はまだ、
その輪郭はぼやけたままです。
どこだったかと、覚えはくっきりしませんが、
どこかしらの湿原でハッチョウトンボが飛び始めたと、
ニュースが、そう伝えていました。
見逃しそうな小さな命。
そういえば、
庭先のミニバラが先日、ふと、
2輪の小さな赤い花を付けました。
春と秋に花を付けるミニバラです。
夏の知らせのはずはなく、
ただシンプルに、手入れを求める小さな知らせ。
それとも、
梅雨の長雨が運んだ肌寒さのいたずらでしょうか。
どちらであっても、梅雨が明けるまで、
こちらは、もうしばらくの可憐な2輪。
季節の移ろいとは不思議なもので、
「今か今か」と待っていると、いっこうに変わる気配はなく、
知らない顔して目をそらした隙に取っても変わるもののようです。
梅雨明けの知らせが待ち遠しくもなる頃です。
出掛ける間際に傘を忘れていないかと、
もう迷わなくても済む季節。
その頃は、
夏がまぶしく輝く季節でもありそうです。