IQ187の天才。
伝説のチェスプレーヤー、ボビー・フィッシャーのキャリアの中でも、
最高とうたわれ、語り継がれる世紀の一戦を映画化。
両国は、直接的な衝突を避けるため、
その代わりにスポーツや芸術、
宇宙分野の開発で世界の頂点を競っていた。
1972年に開かれたチェスの世界選手権もその代表格の一つ。
当時、世界王者の座を24年間も保持し続けていた旧ソ連に挑んだのは、
ニューヨークで育ち、14歳で全米王者になった。
15歳で史上最年少のグランドマスターに上り詰めた天才。
世界が注目した第1戦でボビーは惨敗。
続く第2戦は、ゲーム場に姿を現さず、不戦敗。
ボビーの絶対的な不利が叫ばれるなかの第3戦。
ボビーは、破天荒な要求を突き付ける…
ボビー・フィッシャーを演じるのはトビー・マグワイア。
王者の風格を漂わせながら実は極度のプレッシャーを抱えていた、
旧ソ連のスパスキーをリーヴ・シュレイバーが熱演する。
監督は、「ラスト・サムライ」で知られるエドワード・ズウィック。
盤上の闘いをスリリングに描いている。
モーツァルトにも例えられる異能の天才の半生と、
狂気の果ての″神の一手″に、映像が迫る。
心理ドラマ中の心理ドラマ。
緊迫感あふれるチェスの世紀の一戦はいかがですか。

完全なるチェス 天才ボビー・フィッシャーの生涯 (文春文庫)
- 作者: フランクブレイディー,Frank Brady,佐藤耕士
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2015/08/04
- メディア: 文庫
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