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愛おしきチェス・レイモンドカップその⑨は中盤の劣勢をはね返すパーペチュアル・チェック!

こんにちは、halukaです。

 

チェスゲームのビギナーとして、

オープニングを「耐えてしのぐ」戦術については、

チェスの元全日本チャンピオン渡辺 暁(わたなべ・あきら)氏の名著、

「ここからはじめるチェス」(ナツメ社)を教本にした、

「愛おしきチェス・レイモンドカップその⑧」

でお伝えしました。

 

「ルイ・ロペス」。愛おしきチェス・レイモンドカップに学ぶ教訓その⑧はオープニングの定跡。 - halukaブログ

 

オープニングの戦術「ルイ・ロペス」は、

世界的な大会でも多く指される有名な手とされ、

その定跡の「変化」もいくつかあります。

 折を見て、ご紹介いたしたいと考えておりますが、

この章で、

序盤戦の定跡ばかりをお伝えしたのでは、

少々面白みに欠けそうですので、

「ルイ・ロペス」の基礎を前回お伝えしたところで、

今回は、一気に、

中盤戦の一手について、

ご紹介いたしたいと考える次第です。

 

趣旨は、シンプルです。

 

「序盤に固めたルイ・ロペス」戦術を破られた場合、

(私の場合、往々にして破られてしまうのですが…(__))

「halukaのチェス況」は、

(「halukaのチェス況」とは、レイモンドカップその⑧をご参照ください)

一気に目も当てられない劣勢に陥ります。

 

降参、一歩手前まで追い詰められてしまうのです。

 

そこで中盤戦をにらみつつ繰り出すのが、

「パーペチュアル・チェック」です。

 

「それは、いったい何ぞや?」

という事になりますので、

結論を先に申し上げますと、

「とにかく、

敵のキングにチェックを掛けまくる」という、

(連続して相手をチェックする状態に持ち込む)

少々破滅的ではありますが、実に痛快な指し手です。

 

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序盤戦で、

いきなり負け試合を演じる事はさすがに、

出来兼ねますので、

そこは、従順に「ルイ・ロペス」に沿うのですが、

中盤戦というのは、ついつい個性が出るものです。

(少なくとも、私はそうです。(^_-)-☆)

 

「チェスゲームの中での

『戦術』と『戦略』とは何か」については、

別の機会に譲るとしまして、

ここでは、「パーペチュアル・チェック」について、

少々、筆を走らせます。

 

「勝負を決める捨て駒」という考え方にのっとって、

自陣の駒を捨てながらでも、敵陣のキングに向けて、

一気に「チェック」を決めに行く手は、

チェスの最も華やかなシーンだと言えるでしょう。

 

その間は、スリリングでもあり、

また、デンジャラスでもあります。

 

「いかに勝ちを読み切るか」

「勝ちを読み切れないとしても、

序盤の守りを突破された後の劣勢から、

なんとか引き分けに持ち込む」戦法ですから、

多少の危険は承知の上です。

 

連続する捨て駒

「嗚呼、すまない…」という、

私なりの呵責の念を抱きながら、

それでも、

「先に損をするリスクを負いながら」でも攻め続けますと、

有利だったはずの相手が、

弱者の思わぬ反撃にひるみ、

引き分けの目が見えてくる場面が少なからずあるものです。

 

そうです。

もう、皆さま、お察しの通りでございます。

本日の教訓は、Never give up.

(どんな状況になろうとも、決して諦めない)

の精神でございました。(^_-)-☆

 

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