こんにちは、halukaです。
日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9月22日、
惑星探査機「はやぶさ2」から放出した、
小型探査ロボット「ミネルバ2」2基が、
地球から、3億キロも離れた小惑星「リュウグウ」に着陸した、
と発表しました。
「ミネルバ2」は、
世界で初めて、
小惑星の表面を移動しながらの写真撮影に成功したことになります。
初代「はやぶさ」は、2005年11月、
残念ながら失敗していました。
それから数えて、
13年ぶりの再チャレンジとなり、
見事にリベンジを果たした形です。
「ミネルバ2」が、
小惑星の表面をジャンプしながら撮影した写真は、
小惑星の表面の荒々しい様子をくっきりと写し出していました。
「ミネルバ2」2基は今後も、
小惑星の表面を移動しながらの画像撮影や、
温度計測に挑む計画です。
地球と火星の公転軌道の近くを回る小惑星です。
これまで、探査機「はやぶさ2」の観測で、
そろばん玉のような形をしていることが分かっています。
大きさは、半径が450メートル、質量が4.5億トン。
「太陽系が生まれたころの様子をうかがえる物質が残っているのではないか」、
と研究者から期待されているそうです。
「ミネルバ2」は、
「はやぶさ2」に搭載された探査用小型ロボットで、
直径18センチ、高さ7センチ、重さ1キロの16角柱の形をしています。
カメラと温度計を備えていて、
「ミネルバ2」は、計3基搭載されており、
今回、放出した2基以外に、
来年、残る1基を放出する予定です。
「ミネルバ2」は、
内部モーターの力でジャンプしながら移動するのが特徴で、
観測したデータは、
「はやぶさ2」を経由して、地球に送信します。
10月下旬には、「はやぶさ2」本体も、
「はやぶさ2」は他に、
ドイツとフランスが開発した小型探査ロボット、
「マスコット」も搭載しており、
10月初めに、「リュウグウ」に向けて放出します。
「小天体の表面を移動する」という、
新しい宇宙探査の手段に成功したJAXA。
今後、どんな観測データが地球に届くのか。
期待が無限に広がりますね。
天体ファンならずとも、
今後の小型探査ロボ「ミネルバ2」の活躍に期待が集まります。