こんにちは、halukaです。
初夏から秋の初めに旬を迎えるチダイが、
よく揚がる時季。
馴染みの小料理屋さんで、ひと摘みして帰宅した夜。
部屋で、エアロスミスを流す。
選んだアルバムは「PUMP」(パンプ)。
音量を絞ったプレーヤーから、
ラブ・イン・アン・エレヴェイターや、
モンキー・オン・マイ・バック、
名曲マイ・ガールが流れてくる。
けれども、ボリュームレベルは13。
ロックを聴くには微弱だけれど、
深夜にガンガンいく訳にもいかない。
そんな秋の夜。
「つぶやくような静かなロック」とは、
われながら、とてもおかしな書き方。
けれど、今日やることは、後はもう眠るだけ。
静かなロックもそれなりに、脳に沁みてくる。
サイモン&ガーファンクルでも、
ジャミロクワイでも、
クイーンでもキッスでもディープ・パープルでもなく、
なぜ、エアロスミスなの…
声帯が裂けたような、
哀愁漂うスティーヴン・タイラーのボーカルに、
何とはなしに、謎のやる気のなさを感じて、
それが夜長の秋の好感になって、
ころりと寝転がるには、ちょうどいい波長。
寝床で、頭を振り乱して踊り跳ねる訳ではない。
寝床で、眠りにつくまでのひととき。
ギターとドラムとベースのリズムに身を委ねて、
スティーヴン・タイラーを聴く。
無駄に早起きをした朝。
海に出ると、秋の気配がしました。
防潮林に目をやると、
葉の緑と空の青が混ざって深緑。
海を眺めると、
寄せる青波と雲の影が混ざって藍色。
緑葉はやがて紅色の紅葉になり、
人影が長くなる砂浜は、
海水浴客でにぎわった真夏の喧噪を忘れて、
いつの間にか、静けさを取り戻します。
波をざわつかせるのは、ずっと沖の低気圧。
その低気圧が去れば、
雲は薄まり、
風もなぐでしょう。
秋色に染まる海辺の情景を眺めながら、
真夏とは違ったサーフィンを楽しめる季節がきます。
「暑い、暑い」と言っていましたけれど、
季節の移ろいは早いものですね。
明日は敬老の日。
秋分の日も間近。
からりと晴れた秋空を待つばかりです。
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