この夏は、7月20日の「一の丑(うし)」、
8月1日の「二の丑」と、
「土用の丑の日(どようのうしのひ)」が2度めぐってきました。
土用の丑の日といえば、うなぎ。
栄養満点のうなぎを食べて暑い夏を乗り切ろう、というわけです。
実際うなぎには、ビタミンAやビタミンB群が豊富に含まれ、
疲労回復や食欲増進に効果が高いとされています。
そう聞くと、夏バテ防止に、ぴったりの食材。
そこで2度の丑の日とも、うなぎ屋さんの前までは足を運んだのですが、
お店に近づくと、店外にまで順番待ちの列ができているほどの人気。
結局、丑の日には、うなぎに手が届かず。
先日、頃合いを見計らって、
ようやく、うなぎ屋さんののれんをくぐってきました。
奮発しました、「うなぎ特上定食」。
ぺろりと平らげて、んー、と大満足していたら、
新たに「土用シジミ」という食習慣もあることを知りました。
古くから「土用シジミは、腹薬」と言われているそうです。
農林水産省の統計では、国内のシジミ漁獲量の約4割は島根県産。
選ぶ際は、貝の黒色が濃く、口がしっかり閉まっているものが良いそうです。(「からだにおいしい魚の便利帳」藤原昌高著)。
シジミが疲労回復に効くといわれるのは、
アミノ酸やグリコーゲン、ビタミンB群、
鉄分などを豊富に含んでいるから。
100グラム当たりのグルタミン酸やアルギニンなどのアミノ酸含有量は、
カキよりシジミの方が多いのだとか。
グリコーゲンは、筋肉を動かすエネルギーにもなるので、
疲労回復にも効果があり、料理としても、
お味噌汁や炊き込みご飯でおいしくいただける、というわけです。
シジミかあ。
食欲が湧いてきますね!