halukaブログ

やっぱり海が好き!

自分流「旅のスタイル探し」。「春の陽光が降りそそぐ、人影まばらな海辺には春の風が吹き抜けて、つられたように小さな蕾も春の仕草で道飾り」の巻。

こんにちは、halukaです。

 

太平洋を向いた海辺には、

春の陽光が降りそそいでいます。

見上げると、

青空が光を放ちながら海面を照らして、

空気は澄んで見え、

人影は、まばらです。

 

午後のランチタイムが空いたので、

愛車のハンドルを切って、

いつも、サーフィンを楽しみに通う海辺に向かい、

近場の駐車場にタイヤを滑り込ませると、

車の影はほんの数台。

 

午後の早い時間でしたが、

波も風も穏やかで、

数日前に見た、

ウインドサーフィンの姿も、

今日はありません。

みんなどこかで、のんびりと時を過ごしているのでしょう。

 

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  【写真AC】

 

駐車場から海辺の砂浜に続く防風林を抜ける、

ほそい凸凹道にも、

やはり、同じように春が来ています。

 

低木のツツジあたりが、赤と白の花を付け始め、

狩り揃えられた並木道になって、路傍を飾っています。

だれが植え込んでいたのか、

チューリップの球根からも茎が伸びて、

いまにも、花開こうとしているようです。

 

花々は、今が盛りでしょうか。

草むらを見つめると、

幼い淡い緑の葉の根の辺りから、

小さな蕾が、

何色の花を咲かせようかと、

そのタイミングを見計っているかのようにも思えます。

 

緑色とは、不思議な色で、

視覚をどう刺激するのか詳しいことは存じませんが、

眺めているだけで、

気持ちがそっと、安らぐ気がするものです。

 

それが、「蕾」ともなると、

今日か、明日かと、

その開花を心待ちにしたくなる気分も

自然と湧くものです。

 

『定点観測』と名付けるほど、大げさではありませんが、

いつも同じ小道を歩いていると、

“居場所” をそこに決めた、

幼い緑の自然の営みが見せる「きのう」と「今日」が、

くっきりとではなく、なんとなく、

目に映ったりもするものです。

 

人混みに紛れるのはよくないと、

海辺や近場の散歩道を、

気分晴らしに独り歩いてみると、

そんな小さな変化が、

とても大切な変化のように思えて、

それに気づくことができた瞬間が、

少し嬉しく感じられたりもします。

 

「新緑」という言葉は、

晩春から初夏の若葉の緑を言いますから、

今の時季に使うのは、少し早計でしょうか。

 

「芽吹き」とか「新芽」を指し示す「緑」とは、

どんな緑色なのか。

そんな、のんきな言葉遊びが、

頭の中をくるくると回るうちに、

午後の憩いの時間は緑の蕾とともに過ぎていきました。

 

毎日のニュースが、

新型コロナウイルス感染の阻止、防止に関連した話題で

埋まっています。

 

医療や福祉の前線、

あるいはその他の関係機関でも、

感染阻止、治療、社会活動にご尽力なさっている皆さま、

どうぞ、ご自愛ください。

また、病床にあって、ご快復を心待ちになさっている方々、

そのご家族へ、

心よりお見舞い申し上げます。

 

個人で出来る事には限りがありますが、

「密閉」「密集」「密接」、人混みをなんとか避け、

手洗いや咳エチケットなどを実践し、

気持ちを分かち合って、

一日も早い、このコロナウイルス禍の終息を願っています。