今週のお題「大切な人へ」
こんにちは、halukaです。
さて、聖なるバレンタインデーの夜。
皆さまは、どんなふうにお過ごしでしょうか。
もしかしますと、もうすっかり忘れ去られているのかもしれない、
「愛おしきチェス・レイモンドカップ」シリーズから、
久方ぶりに、とあるレポートをお贈りいたします。
事の発端は、私と、レストラン&バーにバーテンダーとして勤める、
ミスター・ニューヨークとの出会いにあるのですが、
それ自体はもう、相当に以前のこととなりまして、
その後、ささやかながら、親密なる経緯の末、
彼らの文化「チェス」に私が挑むことになり、
その仲は、現在に至っております。
千載一遇の勝機か。愛おしきチェス・レイモンドカップその⑩「敵将はルイ・ロペスを実は知らなかったぜ」の巻。 - halukaブログ
【写真AC】
そのミスター・NYですが、
その後、日本語の学習という、地道な努力を積み重ねていて、
当初は英文、一辺倒だったLINE(ライン)に最近は、時折、
日本語のメッセージが届くようにもなりました。
ちなみに昨夜…
「あしたはばれんたいんでーちよこつくったよ^-^きてねー」と、
身長が190センチ近い大男のセンテンスとは思えない、
愛らしく、同時にあっぱれな平仮名文字で、
堂々としたウエルカムメッセージが私の携帯電話に届きました。
もはや、行かねばなりますまい。
その他の選択肢はない、そう思います。
ここで行かねば、果ては、
国際問題にも…には、ならないか、さすがに、それは…
それはさて置きまして、
バーテンダーとして、
カクテルグラスを飾るための果物にナイフを入れたり、
クッキーにレストランのママさん手作りのパテを載せて、
カウンターに出してくれたりはするものの、
彼が、厨房で料理をするというお話は、そんな姿は、
彼の来日以来、耳にしたことも、目にしたことも、
一切合切、ございません。
チャレンジ精神が旺盛で、
日本文化の何事にも興味津々で臨む、
その個性は、知ってはいましたが、
まさか、バレンタインのチョコレート作りに挑んでいたとは、
夢か誠か幻か…という私の戸惑いもどうぞ皆さま、
何卒お察しください。
今夜は、ミスター・NYとのチェス日米合戦どころではないに違いありません。
まあ、ママさんが手取り足取り、
チョコレート(ケーキ?)の作り方をご指導なさったのは、
容易に想像のつくところですが、
あの彼が、あの大きな手で、
どのようにして、
甘くとろけるチョコレート(ケーキ?)を完成させたのか、
後に続く、「愛おしきチェス・レイモンドカップ」の余談としても、
今夜はぜひ、愛情たっぷりであろう、
その甘いカカオの香りに浸ってまいります。