halukaブログ

やっぱり海が好き!

サーフィン上達には波を知ろう⑨。厚めの波からテイクオフを決める。

こんにちは、halukaです。

今週末にかけて、

各地で梅雨が明けそうだとの予報が出ていました。

いよいよ、今年も夏本番が間近ですね。

 

サーフィンを始めて、

サーフボードに立てるようになったら、

1本でも多く、波に乗りたくなりますよね。

 

ビギナーの方の中には、海に着いてから、

「人が入っているポイントだから、自分もそこに」と、

混雑しているエリアに向かって、

パドリングしていく方もいますが、

そんな時は、ひと呼吸置きましょう。

 

サーフィンを始めたばかりの頃は、

パドリング力もまだ不十分で、

混雑した場所にサーフボードで滑り込んで行くと、

他のサーファーとの接触を避けきれず、

サーフボード同士でぶつかったり、

場合によっては、ケガをしてしまうこともあり得ます。

 

また、混雑しているエリアでは単純に、

「波の取り合い」になってしまって、

人が少ないエリアの方が、乗りやすい、

という結果にもなるからです。

 

ビギナーの頃は、混雑したポイントは避けることも、

考えてみてください。

 

さて、「サーフィン上達には波を知ろう」の波談議も終盤です。

 

今日は、ビギナーにとってトレーニングしやすく、

ロングボードに最適ともいわれる、

「厚めの波からのテイクオフ」です。

 

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「厚めの波」とは、

波のトップ(一番上)からの崩れ方が、

比較的ゆったりしていて、

波のフェイス(面)がまっすぐ立たずに、

やや斜めになって、うねってきます。

 

波がゆったり崩れ、しかもフェイスが斜面になっているので、

波のスピードに合わせてテイクオフしようと、

あたふたすることなく、

余裕を持てる分、

ビギナーの方がトレーニングしやすいと言われます。

 

ただし、スープ(波が崩れて白く泡立った部分)や、

ショルダー(波のトップが横一線に並んだ部分)に比べると、

サーフボードを押してくれるパワーが弱いので、

その分、パドリング力は必要になります。

 

沖で、うねりを待って、

厚めの波が来たら、

波がせり立った部分で、テイクオフできるよう、

サーフボードにスピードを付けます。

 

その時のパドリングでは、

上体がぶれないように注意して、

海面から腕を抜く、ひとかき、ひとかきで、

ぐいぐいっと、サーフボードを加速させるイメージです。

 

テイクオフの際は、

もちろん、サーフボードの縁(レール)はつかまず、

サーフボードの左右両端を手のひらで抑えます。

レールをつかむと、手の甲が抵抗になってスピードが落ちますし、

スタンドアップもスムーズにいかなくなります。

ここでのポイントは、サーフボードが確実に波に押されてから、

スタンドアップすること、です。

 

波のせり立った部分からテイクオフし、

厚めの波でスタンドアップした時は、

少し前足荷重になれると、良いトレーニングになります。

 

厚い波は、最初に乗った波の下にも、別の波があり、

前足荷重にしておくことで、

二つ目の波にも乗りやすくなるからです。

例えが難しいのですが、

最初に乗った波から、次の波に乗り継ぐ、

というイメージでしょうか。

 

ロングボードで厚めの波を楽しむのも、

素敵なライディングです。

 

サーフィンの楽しみ方は、

まさに十人十色。

太陽の下で、波と戯れてみませんか。