halukaブログ

やっぱり海が好き!

自分流「旅のスタイル探し」。「明日が晴れると知っているなら笑顔に会いに、長靴も傘も持たずに、ただスニーカーで出掛ければいい」という思い。

今週のお題「会いたい人」

 

こんにちは、halukaです。

 

「春に三日の晴れなし」とは言いますが、

晴天の日が多いように思うのは、

ただただ、陽気のせいでしょうか。

 

せっかく咲いた卯の花

傷めてしまう雨が降る、

卯の花腐し(くたし・くだし)」の頃ですが、

晴天の日が多いように思うのは、

ただただ、陽気のせいでしょうか。

 

時に「旅路」と呼ぶ人生を歩いていれば、

途中には、

雨の日も、晴れ日もあろうというもの。

 

それでも、

「春に三日の晴れなし」というのでしたら、

きょうと明日は雨だよと、そういうのでしたら、

晴れの日はいつ頃くるのか。

もしもそれが分かるなら、

長靴と傘はその日は持たずに出掛けます。

 

その長靴と傘の荷は、

いったい誰のためかと聞いてみるなら、

吹く風が、

そっと教えてくれるでしょう。

 

5月の第2の日曜日。

つい先日の「母の日」に、

ほんとは会いに行きたいところを、

いろいろ事情がありまして、

少しの言葉を交わしただけの行き違い。

 

こちらは晴れ間。 

もしも、そちらが雨ならば、

母のための長靴と傘。

荷にして届けて差し上げたいと、

そんな願いもありました。

 

晴れの日が多いように思うのは、

あなたの笑顔が晴れ晴れしいから。

 

そんなことに気づくのに、

履き慣れたスニーカーに履き替えて、

ここまで歩いてきたようなこと。

 

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ふと時間の空いた、昼下がり。

 

ゆったりとした川面の河口に近い堤防沿い。

もう少し下れば、海です。

 

その場所に淡く白い綿帽子が、

気ままにそよぐ風に吹かれて、

何本も何本も、

重なるように揺れていました。

 

草地の斜面に挟まれた、

その舗装道路を歩くのは、

日課にも似ていたはずが、

久しぶりのことになっていました。

 

住宅地から少し離れて、人影も少なくて、

少しの時間、

散歩をするには、心地のいい歩き道です。

 

川面を渡って吹く風は、

河口に向かって流れを緩め、

初夏の日差しをたっぷり浴びて、

さわやかに、

ほどよく乾いて、頬に触れます。

 

川岸を埋める幾種類もの雑草は、

吹く風が暖かさを増すのに合わせて、

背を伸ばす順が決まっているようで、

つい先月と今日とでは、

緑の濃さが違って見えます。

万緑が寄せようとする次の月には、

もっと変わって見えるのでしょう。

 

日々の生活を送りながら、

つい見逃したり、

つい見落としてしまいそうな四季折々の小さな変化。

 

その移り変わりは、

それぞれの季節の節目を教えてくれて、

つい忘れがちになっていた、

懐かしい笑顔や笑い声を

思い出させてくれたりもする気がします。

 

明日の天気が晴れなら上々。

たとえ雨でも、

懐かしむ笑顔があるなら、

その笑顔をまぶたに浮かべて、

ちょっと真似してみませんか。

会いたい人の笑顔を浮かべて。