こんにちは、halukaです。
本日、皆さまに、ささやかなお知らせがございます。
私、このたび、めでたく、
生涯初めての「俳句教室」に入門をいたしました。
つい、2日前のことでございます。
きっかけは、たいへん親しい知人から、
昭和15年6月25日初版発行、昭和39年3月1日改訂初版発行、
昭和49年10月1日改訂二十版発行という、古びた書。
それまでお使いだった方の息吹が残る、
「季寄せ」(三省堂)という名の季語集をいただいたことでした。
冒頭に書きました通り、習い始めたばかりですので、
当然のこと、詳しくは、まったく分かり得ないのですが、
「季語」とは、俳句をつくってみるにあたって、
季節感を伝えるためにその句のなかに、
必ず詠み入れなければならない、
定まった「語」なのだそうです。
たとえば、 12月なら、「冬霞(ふゆがすみ)」(その他にたくさん)、
1月なら「去年今年(こぞことし)」(その他にたくさん)、
2月なら「寒明(かんあけ)」(その他にたくさん)、
3月なら「此花躍(このはなをどり)」(その他にたくさん)、
4月なら「四月馬鹿(しぐわつばか)」(その他にたくさん)…、
という具合でして、
(私はもう、頭がクラクラっとしておりますが…)、
それらの「語」を総集したものが、
「季語集」とか、「季寄せ」とか、
「歳時記」と呼ばれるものだと、
そんなふうに教えていただきました。
実際に、その教室で学んでおいでの方々は、
それぞれにお気に入りの、
そうした「季語集」のような本(辞書?)をお持ちで、
幾人かの方に見せていただいたのですが、
どれも使い込まれていて、なんと申しますか、
“愛着” と呼ばれるような感覚を、味わわせていただきました。
【写真AC】
私がその、三省堂発行の「季寄せ」という季語集を手にするには、
「短歌」を学ぼうとしたことに端を発する若干のいきさつがあります。
それは、どのような運びかと申しますと、
私が、短歌を学ぼうとしていることを知った別の俳句の先生が、
「俳句は五七五です。短歌は五七五七七。
つまり、俳句の方が、短歌より文字数が少なく、
その分だけ、表現を研ぎ澄ます必要もあり、
難しくも、さらに楽しくもなるのだ」と、
こちらが何も知らないのをいい事に、
まんまと、その魅力を説かれてしまい、
つい、「では、やってみます」…と、
そんなふうに相成りました次第です。
私の名前はセイント・AIRA。「私、和歌…じゃなかった、短歌クイーンになるの。けれども今はまだ練習中だから、ちょっと待っててね」其の①。「国語は大得意♡♡」の巻。 - halukaブログ
俳句など、学んだことのない身です。
初めて参加した教室でも、
そのように、正直にお話しをいたしましたのに、
「では皆さん、次の回までに、
いつものように五句、俳句をつくってきてください」。
「halukaさんもです。
halukaさんは、自己紹介で、
サーフィン好きで、海によくお行きになるとのことですから、
五句のうち、ひとつは、
“海” にまつわる句を必ずつくってきてください」と、
あまりと言えば、あまりの妄挙妄言。
あっけに取られる私の視線を尻目に、
私の生まれて初めての俳句教室は、終わりの時間となりました。
皆さまどうか、ご了承ください。
本日、このhalukaブログを書きながら、実は、
さっき学んだ、12月の季語のひとつ、
「干菜汁(ほしなじる)」が、
どういうわけだか、頭の隅から離れず、
少しお腹が空いてきている次第です。