halukaブログ

やっぱり海が好き!

ウインターサーフ物語。「つらくなくはない冬季の早朝のはずが何だか楽しくなってしまう寒過ぎてハイなファンサーフ」の巻。

こんにちは、halukaです。

 

随分と、肌寒さが増してまいりました。

皆さま、どのように、お過ごしですか。

季節の変わり目、というだけでなく、

年末のあわただしさが、なんとなく、

徐々に身に沁みてくる時節です。

どうぞ、お体などに、お変わりのないよう、

よくよくご留意ください。

 

さて、私事。

今日は、夕刻から、

地元の大学が、地域の社会人や高校生、

大学生向けに開いている公開講座を受講してみようと、

あらかじめ参加の申し込みをしておりましたので、

いつものような、「夕陽のファンサーフ」は、早々に諦め、

早朝のひと波に、楽しみを求めてみました。

 

目覚めたのは、午前5時過ぎ。

朝食を摂りながら、窓の外を眺めると、

昨日までの荒れた空模様は消え、

東の空が、うっすらと赤みを帯びているのが、分かりました。

 

良い天気らしい、と、そうは言っても、冷え込んではいます。

「気が早い」と、

また、言われてしまいそうでもありますけれど、

クリスマスや大晦日が、

一歩ずつ近づいて来る、季節の移ろいが、

寒さ、として肌に伝わってくる感覚です。

 

Tシャツの上から、厚手のセーターをかぶり、

ふっくらとしたダウンジャケットに腕を通して、

車のハンドルを握りました。

 

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目指したのは、

いつも、サーフィンに通う、ビーチブレイクの海辺より、

さらに30分ほど南に走った、小さな入り江です。

 

昨日の天候の荒れが、まだ残っていはしないかな。

そんなふうに思って、

突堤が、

強い波を抑えてくれる小さな入り江にタイヤを向けました。

 

着いてみると、

着水している先行組は、わずかに3人。

「荒い波が、突堤で抑えられて、

背の低い、ファンウエーブになって、

入り江に入ってこないかな」との読みは外れて、

と申しますか、外れに外れて、 

寄せてくるのは、セット膝の小波オンリー。

 

それでも、「人影が少ない」という、波間の魅力には抗えずに、

「さぶっ」と、ひと震えしながら、着替えを済ませて、

その入り江の浜に下りました。

 

海水に浸かってしまえば、

その温かさ、に気がつきます。

もちろん、ウエットスーツの保温力のおかげですが、

なぜか、そうは感じず、

「海が温かい」と感じるのは、錯覚なのでしょうが、

それが、冬のサーフィンを支えてくれる、

いい勘違い、なのかもしれません。

 

海上を吹き渡る、風の冷たさも、いつの間にか忘れて、

小1時間、サーファーの姿の少ない小さな入り江で、

ゆったりと過ごしたファンサーフの小波のひととき。

 

気分もハイになるのでしょう。

海から上がり、

10リットルの水が入るポリタンクを逆さにかざして、

着替えをしながら、頭からかぶった真水は、

案外と冷たくもなく(これも錯覚でしょうけれど)、

「まだ、全然イケるな」なんて、

そんなふうにつぶやいた時には、

我ながら、きっと笑顔になっているんだろうな、と感じた、

青い朝が、

本格的に目を覚まし始めた、

11月も終わりに入った、大海原の小部屋物語でした。