halukaブログ

やっぱり海が好き!

週末ライフ。「春に三日の晴れなしと口にはしても日々暖かく、一瞬に咲き、一瞬に散る花が季節を映す葉桜の頃に夏思う」の巻。

こんにちは、halukaです。

 

4月も下旬を迎え、

いよいよ、暖かな日も多くなってきました。

 

春の頃は天候が安定せず、

晴天が三日も続くことはないのだと、

「春に三日の晴れなし」などとも申しますが、

このところは、

比較的、日照に恵まれて、

庭先に植え込んでおいたアマリリスの球根は、

高さ50センチほどに伸びていた緑色の茎の先に

大輪の赤い花を咲かせました。

 

時折、強く吹く春風にも耐えて、

存在感を示しています。

 

主役を演じきったのか、公園に咲く桜は、

咲き誇るアマリリスとは別に、

少しずつ花が散り去り、

葉桜に姿を変え始めました。 

 

花は一瞬に咲き、一瞬に散ります。

咲こうか、咲くまいか、

どうやって季節を感じ取るのか、

自然の不思議を感じたりもしますが、

その一瞬、一瞬の変化が、

言ってみれば、

季節の移ろいを教えてくれたりもするのでしょう。

 

この頃から先は、

衣替えの時季でもあることですし、

季節の変わり目を

いっそう意識することになるのかもしれません。

 

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磯がしぶきをかぶらない、

波の穏やかな日。

 

青い海原の向こう側。

遠く、水平線に視線を投げると、

やけにくっきりと、

その輪郭を視覚がとらえます。

高気圧に覆われている証しでしょうか。

 

空に浮かぶ雲は姿を消し、

岩礁を照らす太陽光が、

日陰をひとかけらも残さない勢いで、

頭上から降り注ぎます。

 

俳句の4月の季語にある「夏近し」。

それを思わせる陽気です。

 

俳句に詠まれる季語で、

“海” にまつわる言葉は少なくありません。

 

1月には、「初凪(はつなぎ)」。

元日の風は穏やかで、

海がなぎわたる様子を言う季語。

 

2月には、「雪しろ」。

暖気で、積もっていた雪が急に解けて、

海や川や野原にあふれ流れ出る様子を言う季語。

 

3月には、「白子干し(しらすぼし)」。

イワシの子を煮て干すチリメンを言う季語。

 

そして春の俳句と言えば、

与謝蕪村(よさ・ぶそん)の有名な一句。

「春の海 ひねもすのたり のたりかな」。

春の海は、一日中おだやかでゆったりとしている…と、

そんな具合に詠まれる海の眺め。

 

5月になると、「立夏」、「初夏」の季語とともに、

野山の旬の食材「筍(たけのこ)」などに交じって、

海の幸「飛び魚」も、季語として親しまれます。

 

「海の幸」「山の幸」とは、よく言ったもので、

その恵みは、食卓を飾り、季節を教え、

時として、「懐かしい味」として、

団らんさえ、運んでくれます。

 

そんな自然が育む、自然の営みは、

刻々と時を刻む秒針など持ちはしないのに、

妙に見事に時季をとらえてやってきては、

その季節を憩わせるとともに、

次に備えるべきを教えてくれたりもします。

 

 

新型コロナウイルス感染症の拡大阻止・防止のため、

「密閉された空間」、

「密集する場所」

「密接な接触」の「三つの密」を避けましょう。

「人混み」を避けましょうと、

要請、呼び掛けが続いています。

 

新型コロナウイルス感染症の治療・防止のため、

医療・福祉やそのほかの多くの分野で、

日々ご尽力なさっている皆さま、

どうぞ、ご自愛ください。

 

病床にあって、ご快復を心待ちになさっている方、

そのご家族へ、

心よりお見舞いを申し上げます。

新型コロナウイルス禍の一日も早い終息を願っています。