こんにちは、halukaです。
きっちりと敷き詰められたアスファルト道路の端,
埋め込まれたブロック塀との、ほんのわずかな隙間から、
細い淡い緑の草が1本、2本と背を伸ばしているのを見ると、
なんともたくましい生命力だなあと、
そんなふうに関心してしまいます。
見慣れた光景ではあるのですが、
それに名も知らぬ草でもあるのですが、
そうは言っても、
アスファルト道路といえば、
素手で叩いたり、押し込んだところで、
容易にへこんだり、剥がれたりする、
そんなヤワな代物ではありません。
きちんと整地され、固められた土壌。
その上に舗装が施されているのですから、
その丈夫さは、確かなものでしょう。
その整備のおかげで、
日頃の生活では、
舞い上がるほこりに悩まされたり、
凸凹道に悩まされたりすることがなくて済むのですから、
ありがたいことです。
ところが、春先。
今時になりますと、
真冬の間、そのアスファルトの下で、
あるいは、そのアスファルトの下の土中で、
じっと身をかがめていた植物の生命力が芽吹きを始め、
あの、きっちりと固められたアスファルトの間隙を縫うように、
すっと、知らぬ間に、緑の姿を見せ始めます。
【写真AC】
近づいて、ひざを折ってみると、
その緑の芽は、一種類ではなく、
茎を一本、すっと伸ばすものもいれば、
双葉を開くように、われ先にと、
宙に背を伸ばすものもいるようです。
拙宅の庭先も似たような様相を帯びておりまして、
確かに植え込んだチューリップの球根が花開いている、
その先の庭先のセメント張りの角の部分から、
予期しない、
名も知らぬ緑の輝きがひょいと顔を出し、
「それは困るなあ」と、その日のうちに抜いておくと、
次の日には、すこし離れた別の隙間から、
「じゃあ、今度は、オイラが…」と、
際限もなく、また、
名も知らぬ、緑の草が芽を出しています。
吹く風は、随分と暖かくなり、
夕暮れ時の日脚も伸びてきたように思います。
サクラの蕾も花開いているようです。
進学や進級など、
新しいステージに向けて、
力を蓄えてきた皆さんの夢が、
暖かな春の季節とともに、花開くことを期待しています。
新型コロナウイルスの感染阻止のため、
入学式や始業式を実施するに際して、
規模の考慮や
感染予防措置の必要性を伝えるニュースに触れました。
子どもたちの健康確保には代えられません。
何事もなく、お祝いが出来るよう願っています。
感染の危険が高まるといわれる、
「密閉」「密集」「密接」を避け、
不要不急の外出などは、いましばらく、
辛抱を要するようにも思います。
閉塞感に包まれそうにもなりますが、
自宅でも出来る簡単な体操や読書など、
気分を変えながら、無事に過ごしたいと思います。