halukaブログ

やっぱり海が好き!

週末ライフ。「暖かな春色を帯びた青い空に浮かぶ白く透ける雲を見渡す飛行機に乗ってみたら、やっぱり気持ちがよかったのです」の巻。

こんにちは、halukaです。

 

今日から、お正月休み以来の連休…という方は、

結構、いらっしゃるのではないのでしょうか。

皆さま、この3連休は、どのようにお過ごしですか。

 

私が、

「飛行機に乗る機会は、たまにしかない」派であって、

それでもって、その機会があるのなら、

「どちらかと言うと、好んで乗る」派です、というお話は、

少し前にお伝えをしたところです。

 

自分流「旅のスタイル探し」。「たまには飛行機にでも乗って、雲の上の散歩などと気取ってみると案外それは気持ちのいいことなのかもしれない」の巻。 - halukaブログ

 

その機会が巡ってきて、

久しぶりに “空の旅” を味わってきました。 

 

旅に発つ直前、地上から見上げた空は、

真っ青な好天。

緩やかな緑の香りがそよいできそうな、

そんな穏やかな心地になる午前でした。

 

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定刻に滑走路を離れた、乗客でほぼ満席のそのジェット機は、

ぐっと機首を上げ、

そしてたちまち、

高度は上空およそ10,000メートル。

時速はおよそ700キロ。

 

『滑空』と呼ぶにふさわしい、滑らかな飛行で、

旅の行く先を目指してくれました。

 

その間、機体は、

青い空に浮かんで、白く見える、

透き通った色だとも錯覚をする雲を突き抜けて、その上に出て、

もくもくと盛り上がったり、切れたり、消えたりする、

純白の “自然の絨毯” の上で舞う鋼の踊り子となって、

窓からレンズを外に向けることの出来る、

シャッターチャンスを恵んでくれて、

「機上の人」として、“空の散歩” を楽しみました。

 

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「雲」という物体? は、不思議で、

手で触れたことはないので、実感もないのですが、

どんな暖かさなのか、あるいは、冷たさなのか、

どうなると、千変万化を形づくるのか、

夜は、どんな色をしているのか、

外が暗くなる、最終便にも乗ってはみたのですが、

自席の窓から、いくら外を眺めても、

その色合いは、とうとう、分からないままでした。

それは、『流線形』の断面をして、

空気を切る翼だけが知っているのかもしれません。

 

時速700キロで滑空する機体の両脇に備わった翼は、

その上と下で、空気の流れの速度を変えてみせます。

 

翼の上側は、『速い空気の流れ』をつくり、

翼の下側よりも『気圧を低く』してみせます。

 

翼の下側は、『遅い空気の流れ』をつくり、

翼の上側よりも『気圧を高く』してみせます。

 

物体は、

『圧力の高い方から、圧力の低い方へ押される』性質がある、

という物理の仕組みに従って、

テニスコート1面分ほども広さのある翼を左右にそれぞれ持つ機体は、

その両翼の『気圧差』が生み出す、強大な『揚力』を得て、

その揚力は、

機体が地上に落ちようとする『重力』を見事に退け、

華麗に宙を舞ってみせてくれます。

 

その窓から眺める世界は、

それを『白』と呼ぶのか、

あるいは、

『銀』と呼ぶのか、

それは、

人それぞれで、いっこうに構いなどはしないことだと思うのですが、

そのどちらにせよ、

あるいは、

もっと似合った呼び方があるにせよ、

一度か二度、味わうと、

「飛行機は、苦手なのよ」派の方には、申し訳ないのですが、

それは、それは、すてきな光景のように思える次第です。

 

そうして、いつもの口癖がまた、機首をもたげます。

たまには、

“ちょっと、そこまで、遠くまで” という旅、いかがですか。

 

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