halukaブログ

やっぱり海が好き!

散文夢想「朝もやを吹き流しながら海を渡る風を夢見て、その風が連れ行く波と戯れる日に想いを馳せる」。

こんにちは、halukaです。

 

夢、想う初夏。

 

海辺に吹く風は、

潮騒」という名の

波が立てる音を伴って、そよいできます。

 

「そよぐ」と書いてはみましたが、

それは、いつも変わらずそうなのではなく、

「荒れる」日もあれば、

「暴れる」日もありますし、

「そよ風」すら感じない日も、

1年のうちには、何度かあるものです。

 

梅雨の時季にはまだ早く、

台風の季節にも少し早い、

この5月の頃はきっと、

2、3日に1度、

少し強い南寄りの風を吹き混ぜながら、

たいていは、ゆらり、すらりと、

穏やかに潮の香りを運んできてくれるものです。

 

ここしばらく、

そんな海に出掛けていないので、

確信がもてるわけではありませんが、

きのう、今日の空模様から察すれば、

きっと、そんなふうに違いありません。

 

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陸から海上に向かって風が吹く、

オフショア(陸風)に恵まれれば、

波はフェイスを整えます。

 

遠い沖で生まれたウネリが、

岸辺に近づいたとき、

そのウネリは、波頭を持ち上げて、

波のフェイスをオフショアに磨かれて、

青と銀が重なった、

不思議な色合いを見せながら、

二つとない輝きを放ちます。

 

マリンスポーツがお好きな方なら、

何度か、

そんな波を目にしたことがおありでしょう。

 

ショルダーと呼んだりしますが、

オフショアの日には、

ウネリが盛り上がった、波のトップから、

しぶく波が横一線に肩を張ってもみせます。

 

朝もやの頃に見る、その光景は、

東から斜めに差す太陽光を薄く弾いて、

青いはずの海面が、

銀色になって、

視界を飾ってくれます。

 

やがていつか、

そんな波とまた戯れることが出来る日を待ちわびて、

自然の色調が織りなす、

青と銀が覆う海面を夢に想ったりもします。

 

直接には、

「光が強く輝いて、

まともに見ることが出来ない」様子を

「まぶしい」と表現しますが、

その表現を

青と銀に輝く海辺に借りてもいいならば、

比喩として、

「まぶしい海」だとか、

「まぶしい波」だとか、

「そよ風、まぶしく」とでも

言い換えてもいいのでしょう。

 

そんなまぶしさにまた触れる日を、

気長く待ちながら、

朝もやの海に想いを馳せた、

「ステイ・ホーム」、巣ごもりの一日でした。

 

新型コロナウイルス渦にあって、

感染の阻止・防止のため、

不要不急の外出や広域の移動の自粛など、

要請、呼び掛けが続いています。

 

感染の阻止・防止のため、

「密閉された空間」、

「密集する場所」、

「密接な場面」の

「三つの密を避けましょう」、

「人混みを避けましょう」との

呼び掛けもあります。

 

手洗い、うがいの徹底、咳エチケットなど、

個人で出来る防止対策には限りがあるかもしれませんが、

感染を広げないためには、

そんな一つ、一つが大切なようにも思います。

 

新型コロナウイルス禍の終息を願っています。