halukaブログ

やっぱり海が好き!

自分流「旅のスタイル探し」。「好きな場所、好きな風景を探しておいて、そこに自分を置いてみる。そこで見つけたリフレッシュ・シーンを大切に」という思い。

こんにちは、halukaです。

 

「少し風が強いなあ」と感じながら、

見上げた空には、ちぎれ雲。

青い空を背景に

白い雲が東から西へ、

飛ぶように流れていました。

 

初夏の頃。

新緑が森を飾り、

野原には蝶が舞うようになり、

軽く体を動かせば、肌が汗ばむ日差し。

 

風は、冬から春へ、そして夏へ。

季節の移ろいと歩調を合わせて、

少しずつ向きを変え、

惜春の頃を季節の後ろに置き去って、

日差しの豊かな、

初夏の頃を引き連れてきています。

 

空の青さも、雲の白さも

季節に合わせて “衣替え” をするのかもしれません。

 

日々を暮らしながら、

このところ、

明るいニュースに触れる機会が少なくて、

けれども、気持ちは明るくいようと、

心持ちだけでも衣替え。

そんなことを思うこの頃です。

 

真冬の厳寒に耐えた小さく、固い蕾が、

ようやく訪れた初夏の陽気に誘われて花開く朝。

 

東寄りに向きを変えた季節の風は、

辺りの空気を瞬く間に暖かく囲い込んで、

木々の緑をいっそう色濃くします。

 

海岸沿いの木々の緑が色濃くなれば、

海辺の青も、その時を待っていたのかどうなのか、

波打ち際をまるで、絵筆でなぞるように、

白い砂浜にブルーのラインを描いてみせます。

 

「夏模様」と耳にして、

まぶたに思い浮かぶのは、

朝焼けの海と夕焼けの海。

それにもまして、

真昼の波打ち際を照らす太陽でしょうか。

 

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初夏の朝凪(なぎ)の頃。

初夏の夕凪の頃の海辺の風景が好きです。

 

暑くもなく、寒くもない、

恵まれた時間。

前後のスケジュールさえなければ、

心身ともにのんびり出来る、

恵まれた、ひとときです。

 

大海原の果てを横に走る水平線は、

今日も様子を変えることなく、

海の青と空の青を区切ってみせていることでしょう。

 

なぜか気持ちを落ち着けてくれる、

その単調な水平線に視線をやりながら、

腰を下ろした浜辺の隅で、

吹く風に身を委ねていると、

心身を覆った慌ただしさが、

さらりさらりと、

消えていくような気もするものです。 

 

このところの日常を振り返ってみましたら、

あらためて考えるまでもなく、

気分を切り替える、

リフレッシュという習慣は、

心身のリズムを整えるために、

それなりに大切にも思えます。

 

だけれども、

つい、後回しになってしまうのも、

そのリフレッシュのひととき、

なんていうことはありませんか。

 

だれにでもきっと、

好きな場所、好きな時間がおありでしょう。

 

散歩道の堤防や買い物途中の公園のベンチ、

ベランダや庭先のプランターや花壇。

お気に入りの詩集や写真集があれば、

それを携えておくのもいいかもしれません。

 

そんな場所や風景を探しておいて、

ちょっと首を傾げたり、

背を伸びしてみたりして、

小さなことでしょうけれど、

日常生活の中にリフレッシュできるシーンを

見つけておきたいとも思います。