halukaブログ

やっぱり海が好き!

週末ライフ。「太平洋の片隅で、寄せては返す小波に寄り添い、小鳥が躍る海岸でひとり、ぽつりと春を眺める」の巻。

こんにちは、halukaです。

 

 

海辺に車を止めた日の事。

波は上がっていませんでした。

少し前まで、

多少なりともウネリが入って、

サーフボードが、なんとか海面を滑るほどには、

小波も寄せてはいたようですが、

そんな小波も、やんわりと消え去って、

「ここは、ほんとに海なのかいな」と、

うがってしまいたくもなる、おとなしさ。

 

愛車の荷台にサーフボードを積んではいましたが、

サーフィンを楽しもうと、

長そで・長パンツスタイルの

フルのウエットスーツに着替えて、

そそくさと、

太平洋の片隅に身を浸してみたところで、

やってくるウネリはせいぜい、くるぶし。

 

波待ちに退屈して、

そのうちに待ちくたびれて、

サーフボードにつながった、

足首に巻いているリーシュコードを引きずりながら、

背泳ぎでもして波間に浮かぶ暇つぶしの波遊する自分の姿が

目に見えるようでした。

 

というわけでして、

サーフボードはやめにして、

キャンプ用の小さな折り畳み式の椅子を1脚、

荷台から引っ張り出して、

片手には、熱の冷めた缶コーヒー。

同じく冷めた、海風を受けながら、

しばし海辺で、小波を眺めていました。

 

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小波が打つ、砂浜に目をやると、

くちばしで、つくつくと砂を突っつく、

海鳥が1羽。

 

群れていない理由も知らず、

群れていたら群れていたで、

群れている理由など、

どうせ分かりはしないのですが、

あちらは1羽、こちらは1人という、

妙にシュールな場面が偶然、出来上がってしまい、

肩から提げた、

愛機ニコンのレンズをそちらに向けて、

シャッターをひと押し、ふた押し。

 

波打ち際からカメラまでは、遠く離れて、

シャッター音など聞こえるはずもないのですが、

シャッターを切ると躍る、

その鳥影にピントが合わず、

1羽と1人、気の合わないこと、果てしなく。

 

太陽光は十分に海面に降り注いでいて、

今日も、あしたも変わり具合のなさそうな、

穏やかな波模様。

 

遠い水平線の方角から吹いてくる東風に身を預け、

耳に届く潮騒をさえぎる雑音のない浜辺。

 

乾いた海砂は、

そこを歩いた者の足跡を風が消すままに姿を変え、

無理のない、

優しい自然の営みを今日も続けています。

 

もう少し、西に太陽光が傾くと、

浜辺と国道を分ける防風林の影が、

今日の終わりを告げるかのように、

海砂の上で背伸びをしてみせるはずです。

 

ほんの30分ほどの磯眺め。

腰を上げる時のようでした。

そのうちに、ウネリが上がれば、

フルのウエットスーツに着替えて、

ひとり、波間に飛び込むことでしょう。

サーフボードを脇に抱えて。

 

新型コロナウイルスの感染阻止・防止のため、

「密閉された空間」「密集する場所」「密接な接触」の

「3密」を避け、

人混みを避けましょうと、

呼び掛けが続いています。

 

新型コロナウイルス感染症の治療・防止のため、

医療・福祉、その他さまざまな分野で職責を負い、

ご尽力なさっている皆さま、

どうぞ、ご自愛ください。

 

病床にあって、ご快復を心待ちになさっている方、

そのご家族へ、

心よりお見舞いを申し上げます。

 

新型コロナウイルス禍の一日も早い終息を願っています。