halukaブログ

やっぱり海が好き!

ウインターサーフ物語。「春一番と呼ぶには、その荒々しさはいまひとつ。とは言え、強風。巻き風にあおられて砂浜に打ち上げられた貝殻も眠りから覚める頃合いの春候」の巻。

こんにちは、halukaです。

 

日中、わずかなスキマ時間に恵まれて、

「空は青いし、それなら行ってみようか」と、

サーフィンを楽しみに通う、

いつもの海に向け、愛車のハンドルを切りました。

 

気になったのは、強い風。

東風なのか、北風なのか、

その辺りがよく分からない巻き風です。

春一番』と呼ぶには、おおげさで、

かといって、突風でもなし。

 

「今日は風が強いですね」と、

そう、ご挨拶を交わすとすれば、

それでは、ニュアンスが少し弱くて、

「今日は風がひどいですね」という具合の

交わし言葉になりそうな風模様。

 

こういう日に油断をして、

駐車場から海砂を踏んで波打ち際まで、

サーフボードを小脇に抱えて歩こうとすると、

抱えたボードが、その風を受けて、

前を向いて歩いているのに、右往左往の千鳥足に陥って、

そこでボードを飛ばされて、

あっという間にキズが入って、

「はい、リペア」とサーフショップに駆け込むことになるのが、

おおよそのオチです。

 

そうなると、

「あらららら、風の強い日は気を付けようね」と、

あのカエル男のしたり気な笑顔に出迎えられることになるので、

そういうことに気をつけながら、波打ち際を目指します。

 

ウインターサーフ物語。「寄せる波に合わせて波待ちするけれど、待てど暮らせど波は来ず沖合5メートルで3本乗る」の巻。 - halukaブログ

 

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浜に着いてみると、

珍しくサーファーの姿がありません。

まあ、こういう風の強い日は、

波乗りを避けたくなるのも人情というものです。

代わりに目についたのは、

砂浜に打ち上げられた貝殻や軽石

大海原の旅路の果てに、この浜にたどり着いたわけで、

眠りから覚める旅の終焉などという、

妙に哲学的な思いに浸ったりもいたします。 

 

そんな海原を見渡すと、ウネリも上がらず、

ただ、ただ、波と風に揺られているだけのサーフ紀行。

「同じ波は二度とは来ない」とは、

サーフィンをこよなく愛する者の合言葉で、

だからこそ、毎日のように海に出て、

その日の海を、自分なりに楽しもう、というのが、

サーフィンを楽しむ者の、たいていの心持ちです。

 

そうは言っても、悲しいかな、人の性。

なんとなく、さびしいのです。

海の上で、

独り、

風に吹かれて、

あてもなく揺られている、

そういうシュチュエーションは…。

 

自然を相手に異句を唱える気などはありません。

その日の風模様、波模様は、あゝ神のみぞ知る…

いや、気象予報士のみぞ知る…でございますので、

そこは、素直に退散して、

巻き風に巻かれ、

白い浜から吹きあがる砂粒をぷちぷちと頬に受けながら、

海から上がった次第です。

 

来週、3月20日(金曜日)は、

二十四節気でいう、今年の春分の日ですね。

 

コロナウイルスの感染予防で、

自粛や縮小が続く世情ですが、

心持ちだけは、

春らしく、

明るく持っておきたいと思うこの頃です。

 

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