halukaブログ

やっぱり海が好き!

ウインターサーフ物語。「凪の海で、静かに波をかき寄せながら海を眺め、海に浸かり、海に戯れ、早朝の海に感じる予感はいよいよ春の到来でしょうか」の巻。

こんにちは、halukaです。

 

東方のまだ低い位置から、薄雲を突き破り、

斜めに差す太陽光を反射して、輝く海面。

30秒ほども見つめていると、

まぶしくて、視線をそらしてしまうほどの光量。

 

サーフィンを楽しみに海に向かうには、

少し遅いくらいの目覚めだった今朝のこと。

目覚まし時計をセットする習慣のない者の定めで、

眠りから覚めた今が、何時なのか、ふいには分からず、

ついぞたまらず、壁時計に目をやると、午前6時。

 

ここから起き出して、

バスタオルと陰干ししているウエットスーツ

それに、

60度ほどのお湯10リットルを溜め込んだ、

白色のポリタンクを車の荷台に積み込んで、

いや、その前に簡単な朝食を済ませて、

それから、自宅を出るとすると、

その出発時間は、おおよそ午前6時半。

 

街角を後に、

走り慣れた南バイパスに乗れば、

そこから、

ビーチブレイクが楽しめるポイントに近い浜辺の駐車場まで20分。

朝の通勤ラッシュが始まる寸前。

うまくすれば、午前7時くらいには、

厚手のセーターから、

フルのウエットスーツに着替えることの出来る、

アスファルト張りの駐車場に

愛車のタイヤを滑り込ませることが出来そうでした。

 

肩までかぶっていた毛布をはらって、

寝床から起き出し、

頭に描いたルーティーンをこなす朝。

目指したのは、通い慣れた、青い海です。

 

f:id:halukablue:20200309195106j:plain

 

丘から眼下に見下ろす海は、限りのない凪。

風もなく、三寒四温の “四温” に当たったようで、

気温の下がりも緩やかな、暖かな朝。

 

いわゆる、べた凪で、

サーフィンを楽しませてくれるウネリは、

そこにはありません。

とくに、ショートボードでは、

まあ、文字通り、立つ瀬がない、波模様。

 

それでも、「そんな日もある。せめてパドルの練習でも」と、

気持ちを “のんびりモード” に切り替えて、

サーフボードを滑り込ませた海は、

ひんやりと肌を引き締めながらも、

気が安らぎ、

まぶしかった太陽光を暖かく感じる余裕も。

 

サーフボードにうつ伏せになって沖に向かったパドルは、

波をかき分ける、というより、

波をかき寄せるという具合の浅い漕ぎ。

 

春の波をかき寄せて、かき寄せて、

サーフボードは、ぐん、ぐんと前に滑り、

沖合30メートルほどで、

後はのんきにボードにまたがり、波待ちサーファー。

ほのかに頬に触れる風は、

その向きを北から東に変えたよう。

強い寒波が押し寄せた2月の頃に比べれば、

その違いは、雲泥です。

 

ウインターサーフ物語。「今こそが真冬なのでしょうか。強烈な寒波が波打ち際に小波ととも訪れて、これが厳冬でしょうか、と自分に言い聞かせながら波間に浮かぶ劇寒の海物語」の巻。 - halukaブログ

 

午前のスケジュールを考えると、

ゆっくりと波間に揺られている時間はありませんでしたが、

春の訪れを感じ取るには、

十分なサーフタイムでした。

 

「ウインターサーフ物語」と銘打って、

冬のサーフ紀行を綴って、ちょうど4カ月。

そろそろ、ほんとうに春到来の予感がしてきました。