halukaブログ

やっぱり海が好き!

自分流「旅のスタイル探し」。「唐突な初夏の日和に恵まれて、乗り気にさせない風に吹かれて、眺めた海辺の風景は穏やかすぎる春仕草」の巻。

こんにちは、halukaです。

 

今日はまた、どうしたことでしょうか。

午前中から唐突に気温が上がって、

正午くらいには、すっかり初夏を思わせる日和。

 

花曇りもなく、空は真っ青。

蒲団でも干せば、

ほっこりと膨らみそうな、

そんな陽気でした。

 

午後から、ぽっかりと空いたスケジュールを使って、

自動販売機でコカ・コーラを買い込み、

いつもの南バイパスをクルージング。

 

サーフィンに身を委ねようかとも思うのですが、

ウネリが届いていないのを知っているせいか、

気持ちは、いまひとつ、乗り気でありません。

 

それでも、

海辺の空気に触れるのは気分転換にはいいだろうと、

白い砂浜を目指しました。

 

サーフィンを楽しめるポイントは、

身近な海に何カ所かあって、

サーファーは、みんなそれぞれ、

自分好みの波を求めて、

好きなポイントに姿を見せるものです。

 

とは言っても、

「春の海 ひねもすのたり のたりかな」(与謝蕪村)です。

 

この時季の波間は、

そうそう、荒れることもなく、

一日中、穏やかな小さな波が、

寄せては返す、という具合の海面。

 

波間を縫って、パドルで沖に漕ぎ出して、

ウネリを狙う、という雰囲気の海とは少し違って、

どちらかと言えば、

のんびりと、セットの波待ちをしているうちに、

タイミングの良さそうなウネリがきたなら、乗ってみようかと、

そんな具合に、気持ちまでのんきに、穏やかにしてしまうのが、

この頃の海です。

 

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今日は、サーフボードを積み込んでいなくて、

代わりに愛車の荷台から引っ張り出したのは、

キャンプで使う、小型の折り畳みイス。

 

軽量なので、持ち運びにべんりで、

海辺で、

ひねもすのたり のたりかな」の白波を

冷えたコカ・コーラ片手に眺める午後の憩いにぴったりです。

 

浜辺から沖合に視線を投げても、

サーファーの影は多くはありません。

 

横に広がり、

10メートルだとか、20メートルだとか置きに、

ぽつり、ぽつりと、

黒いウエットスーツの上半身が浮かんで見える程度です。

 

ウイークデイの午後。

しかも凪。

いくら好天に恵まれているとは言っても、

サーフボードを抱えて、

日焼けした笑顔がやってくるには、

少し物足りない風情なのでしょう。

 

たまには、サーフボードを手放して、

ショート・トリップよろしく、

近場の海で、少しの時間、

自然の風に当たってみるのも、

自分なりの小さな旅のスタイルなのかもしれません。

 

新型コロナウイルスの感染の防止のため、

人混みを避けるべき時にあって、

しばらくは、遠出も辛抱のようです。

 

「密閉」「密集」「密接」を避けるべきという、

専門家の方のご指摘もあります。

個人で出来ることには限りがあるとは思いますが、

気持ちを分かち合って、

出来るだけふだん通りの心持ちでいたいものだと思います。