こんにちは、halukaです。
これが、季節の移り目、というものでしょうか。
本日は、朝からぐんと寒さが強まって、
先日までのほかほかとした暖かさはどこへ行ってしまったのか、
まるで、真冬に舞い戻ったようでした。
見上げる空模様にも快活さはなく、
冷たく重そうな厚い雲が、
はち切れんばかりの水分を溜め込んでいそうで、
いまにも何かが降り出す…
そんな雲行きです。
サーフィンを楽しもうと海を目指すには、
少し遅くなってしまった午前。
壁時計の針が正午を指すまで、そう遠くはありません。
「サーフボードを車に積むか、どうするか」。
腰が引けるのが、
春の入り口のこの時季のこの時間。
とは言っても、せっかくの週末です。
重い腰を上げて、サーフボードを荷台に積み、
姿を見せない太陽光を斜めに感じながら、
ハンドルを切って、海岸線を目指しました。
昨日から、
ウネリも期待できる様子はあまりなく、
よく通う海に向かう南バイパスに出ても、
車のルーフにサーフボードを載せた、
ロングボーダーを見掛けません。
真夏の頃なら、
「まあ、午後からでもワンラウンド」と、
昼食もそこそこに出掛けていく時間ではあるのですが、
海にひと浸かりすると、もう、
午後の冷たい風に見舞われる春半ば。
わずかなウネリでも入ってきていれば…と、
そんなことを思いつつ、
アスファルトの南バイパスを流しながら、ふと、
「久しぶりに、あの入り江に行ってみるか」と、
行き先を変えて、
いつも通うビーチブレイクが楽しめる遠浅のポイントより、
車で30分ほど南にある、
砂浜の半径が500メートルほどの
小さな入り江を目指しました。
たまには波形の違う海面を滑るのも気分転換になる、と、
そんな期待を胸に愛車を走らせた次第ですが、
なんとも見事な凪。
ゴムボートを浮かべても、
じっと、その場にたたずんでいそうな静けさです。
もちろん、サーファーの姿もありません。
「まあ、せっかく来たんだし」と、
自動販売機で、缶コーヒーを1本買って、
砂浜に置き付けのコンクリートのベンチでひと休み。
独りしばらく、鈍く輝く波間を眺めた午後でした。
世情は、新型コロナウイルスの感染防止のため、
首都圏などで外出の自粛要請が出ています。
ニュースでは、
「密閉」「密集」「密接」の三つの条件を
とにかく避けるべし、
という専門家の意見を伝えていました。
日々、感染者の人数が発表になりますが、
その医療の現場でご尽力なさっている方々へ、
ぜひ、ご自愛をお願い申し上げます。
また、病床にあって、
ご快復を心待ちになさっておいでの皆さまと、
そのご家族に、
心よりお見舞いを申し上げます。
なんとか、一日も早い終息をと、そう願ってやみません。