halukaブログ

やっぱり海が好き!

週末ライフ。「梅雨空と凪ぎの海辺にそっぽを向かれた波乗り好きの休日は、いつものカフェでコーヒーブレイク」の巻。

こんにちは、halukaです。

 

早朝に知った降水確率を気に掛けながら、

まだ雨粒を落とさない空を見上げて、

車に乗り込み、

海沿いを走ってみました。

 

運転席の窓を開くと、

吹き込む風は、思ったより爽やかに乾いていて、

湿り気を感じさせません。

 

さっと吹き去る風だから、

そう感じるのかもしれませんが、

あっさりとして肌にまとわりつく感覚のない風は、

休日の贈り物のようです。

 

フロントガラス越しに見える雲は、

低く、重そうで、

いつ、雨を降らせても不思議ではなさそうでした。

 

サーフィンを楽しみに通い慣れた

海辺に近い駐車場まで30分ほど。

 

乗り込んだ車のアクセルに軽く足を乗せ、

踏み込むほどにはない緩やかさで、

まだ、濡れてはいないアスファルトの道路を

のんびりとドライブです。

 

小波」でも立っていれば、

短い時間、ファンサーフが楽しめるかと、

そんな思惑で、車を滑り込ませた駐車場ですが、

そこにあった車の影は、2、3台。

波乗り好きの顔をしたウエットスーツ姿も

見掛けません。

 

「やっぱりか…」という思いが募ります。

この頃には、よくあること。

波がないのです。

その上、空には、灰色の雲がかかったまま。

 

「サーフボードを引っ張り出したものかな」と、

そんな迷いを引きずりながら、

Tシャツのまま海辺まで、防風林を抜けて歩くと、

案の定です。

 

目の前に広がっていたのは、

上空の薄曇りを映した、

まるで平らで穏やかな凪ぎの海でした。

 

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  【写真AC】

 

「梅雨寒(つゆざむ)」と呼んだりしますが、

梅雨の頃、

幾日か続く季節外れの寒さのこと。

 

そんな肌寒ささえ感じる海辺を眺めて、

ひと息ついて、

「きょうはオフ」と、

諦めがついたのは幸運だったかもしれません。

 

太陽光をさえぎって、

空を閉ざした灰色の雨雲の下の凪ぎの海。

 

これでサーフボードを持ち出したのでは、

モノのたとえではありませんが、

「海も見えぬに船用意」もどきです。

 

せめて太陽光が降り注いでいたならば、

サーフィン仲間が凪ぎの日に言う「水浴び」よろしく、

サーフボードにまたがって、

波待ちくらいは…との楽しみは、

また違った機会があるでしょう。

 

こんな日は、

お気に入りのカフェで腰掛けて、

熱いコーヒーを一杯いただくのが

ナイス・ジャッジのはずだと思い返して、

海辺から踵を返した朝のこと。

 

リフレッシュのための時間。

リフレッシュのための空間。

それを大切にしておくことは、

次の日や次の週や月に、

不要なストレスを持ち込まないための

有益な習慣のように思えます。

 

波乗り好きの顔を知ってか知らずか、

きょうの海辺がそっぽを向いて、

代わりにカフェに足を向かわせたのは、

「冷たい海で体を冷やさず、

熱いコーヒーで憩いなさい」と、

そういう自然のいざないなのだと、

勝手にそうとも思い込んだりした休日でした。