こんにちは、halukaです。
本日は、二十四節気でいう「雨水(うすい)」。
単純には、読んで字のごとく、「あまみず」のことですが、
季節の変わり目を指す意味合いとしては、
「空から降る雪は溶けて雨となり、地表では霜が解けて水となり、
農耕の始まりを告げる季節の移り目」だとも言うそうです。
そんな意味合いを聞かされましたなら、それは、それは、
胸を張って、ゆうゆうと、愛車のアクセルを踏み、
サーフィンを楽しみに通い慣れた海辺に向かった次第です。
ところが…
着いてみますと、
ビーチブレイクが楽しめるポイントに近い駐車場に車の影はありません。
それもそのはず、海面は実にあっさりとした、凪。
寄せる波は、沖合5メートルの浅瀬で、波高はようやく30センチ。
サーフィンを…とは思いますが、
その浅瀬で、いったい、なにを、どうしろと、いうのでしょうか…
「ウインターサーフ物語」と自分勝手に銘打って、
真冬のサーフシーンを綴ってみましょうかと、筆を起こしたのは、
昨年、令和元年11月8日(金曜日)でした。
ウインターサーフ物語。今日は立冬。自分スタイル排他的経済水域(EEZ)を引き連れて波を楽しむサーフィン三昧。 - halukaブログ
新しい季節の始まりを言う「四立(しりゅう)」のひとつでしたので、
その日を境に、
それまで書き連ねていた「秋のサーフ物語」を衣替えして、
「ウインターサーフ物語」と、洒落こんだのでした。
その「ウインター…」シリーズ初日は、
いつもよりウネリが上がり、
サーファーが、ワッと駆け出す余裕のセット腰波…だったのですが、
それから3カ月余りが経った本日の海は、
“そして、誰もいなくなった” という様相のお陰様で独り占め状態。
「ウインターサーフ物語」を始めた日に比べますと、
“自分スタイル排他的経済水域(EEZ)” は、大きく広がり、
それは、なぜかと、率直に申し上げれば、
「波がないので、だーれも来ない」という理由が、
ビーチブレイク・ポイント独占の背景です。
そうなりますと、そこはもう、ポイントでもなんでもなくて、
ただの、平らな海面…なのでした。
そんなコンディションでありましても、
「自然に対して文句などは言わず、喜んで海に浸かり込む」のが、
私の阿呆さ加減でもあり、
謙虚な姿勢の現れでもある…のかなあ…(>_<)
なにはともあれ、それでも小1時間ほど、
イマイチ盛り上がらない小波と戯れ、
見上げた空は、真っ青な春の空。
宙に浮かぶ松ぼっくりが、太陽光線を受けて輝いて見え、
「やっぱり、海に来なきゃだな」と、
アフターサーフに無理やり自分を納得させた、
あっぱれ快晴の「雨水」の一日だったのでした。