こんにちは、halukaです。
陽気がすっかり夏めいてきましたね。
この週末、
皆さまは、どのようにお過ごしでしょうか。
早朝、窓の外が明るくなる頃。
うっすらと目が覚めて、
首をかしげて、時計をみると、
午前5時を少し過ぎた頃でした。
先日から、気にはなっていたのですが、
このところ、少々運動不足だなと思う、
そんな心持ちもありまして、
「少し歩いてみようか」と、
起き上がってみたところ、
空には白い雲。
少し厚い雲が漂っていて、
窓から吹く風には、
軽い湿り気を感じました。
それでもまあ、
人影のない早朝の小道を歩くなら、
今がちょうどいいくらいかなと、
そういう具合で、
スニーカーを履きかけていたら、
気の惑いでしょうか。
「いつもより、長く歩こうか」と、
余計な考えが頭をよぎりまして、
「そうすると、飲み物が欲しいな」と、
スタンレーのボトルを片手にぶら提げた次第。
早朝の小道は、露でも降ったかなと、
そう思わせる湿気を帯びていました。
辺りには、
さわやかで、すっきりとした空気が漂って、
爽快感というのでしょうか、
ただの朝の散策なのに、
よく知っている小道なのに、
リラックスできて、
気がつくと、
いつも折り返す道の角を通り越して、
余計な思惑通り、
「いつもより、長く」歩いた朝もやの頃でした。
【写真AC】
隙間なく舗装されたアスファルトの小道ですが、
よく見ると、緑色をした草の芽がその端から、
陽の光を求めて、たくましく、
背を伸ばしていたりもします。
今はもう、ほとんど目にすることのない、
未舗装の生活道。
土の道路には、たいていは凸凹があって、
水溜まりがあって、
石ころが転がっていて、
草むらに昆虫を見つけることさえありました。
歩きながら水溜まりにはまって…なんて、
今はもう、見ない光景ですね。
10分、20分と歩くうちに、
上空を流れる白い厚い雲が、
陽射しを受けて、
段々と明るさを増しているのが分かります。
その陽射しを遮ってくれている木陰をみつけて、
提げてきたスタンレーのボトルのキャップを緩めて、
冷えた真水をごくり。
喉が渇いていたようです。
「うまい」。
背中と額の辺りには、
すっと汗をかいていて、
路傍に咲いた、名前も知らない白い花びらが、
朝の爽快感に文字通り、花を添えてみせます。
立春の後、初めて吹く強い南寄りの風を
「春一番」と呼びますが、
この春は、その「春一番」に気づかないまま。
私が気づかなかっただけで、
それはきっと、もうとっくに吹き去ったのでしょう。
朝の風はすっかり暖かさを身にまとって、
散歩道で額に汗が浮くほどに、
歩く姿を後押ししてくれました。
帰宅してからも、すぐに、
ボトルに残った冷たい水を1杯。
汗ばんだ体は、
真夏さえ、
もう遠くないことを教えてくれているようでした。